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2005/5.6
発行人・谷 佳憲 |
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| 心臓病や脳卒中の予防にお口のお手入れを!! |
「フロス(糸ようじ)か死か!」こんなメッセージをアメリカのマスコミが発信したことがあります。つまりお口のお手入れをおこたり死にたいですか、という何とも大げさな表現ですが、実は本当のお話です。 私たちの口の中には、何百種類、何億という細菌が住みついていて、互いに生存競争をしています。お手入れをおこたると悪玉菌が増えやすく、とりわけ重い歯周病の人の悪玉菌は、歯ぐきの血管にもぐり込んで血液とともに心臓や脳など全身を巡ります。 心臓の弁に付着して心内膜炎を起こしますと、心臓の弁の形が変形して、血液を送り出す働きが弱まり日常生活が不自由になります。また、冠動脈(心臓を養う血管)の内壁にアテローム性プラークという堆積(た
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いせき)物をつくらせ、動脈硬化や血管の流れを詰らせ、狭心症や心筋梗塞(こうそく)を起こして命を縮めます。心臓に限らず、脳の血管で同じことが起こると、寝たきりになるかもしれません。 歯周病とこのような心臓や脳の病気との因果関係は、多くの日本やアメリカ、カナダの研究者によって発表されているのです。 口の中の悪玉菌をていねいにお掃除すれば、こんな恐ろしい病気で死ぬリスクが低くなるとは、グッドニュースではありませんか。ぜひ上手にお手入れが出来るようになりましょう。 世間に広く知られているように、タバコの吸い過ぎや塩分の多い食生活も、もちろん心臓病や脳卒中、糖尿病などの危険因子で生活習慣に注意する必要があります。 同時に脳卒中や心臓病について不安をお持ち方々は、歯周病のような口の中の細菌感染による治療もきちんと受けておかれることが大切になります。 |
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| ???ここが知りたい??? 〜歯並びを治すのはいつがいいの?〜 |
「子どもの歯並びが悪いので気になっているのだけど、治すのにいい時期があるのですか」と尋ねられることがあります。 通常、歯の矯正治療に適当な時期として、乳歯と永久歯が生え変わる8〜12歳頃といわれます。歯が移動するのは、緩慢(かんまん)で持続的な力をかけたときに力をかけられた側の骨が溶け、引っぱられる側に新しく骨ができるからです。 |
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乳歯と永久歯の交換時期はかなり個人差がありますが、お母さんが歯並びが悪いように思っても、自然とよくなる場合もあります。ご相談いただければ、必要な場合は専門の方を紹介いたします。 時期をはずれても、大人になってからでも矯正治療は可能ですが難しくなる場合が多いのは否めません。歯並びを治すのは容貌(ようぼう)のためよりも、むしろ良い噛(か)み合わ |
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せを作ることで、一生むし歯や歯周病になりにくいお口の健康に役立つことにも大きい意味があります。
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| こどもの歯のコーナー 〜間食回数とむし歯〜 |
| 虫歯予防に重要な脱灰(だっかい)と再石灰化(さいせっかいか)のバランスは、間食回数によって決まります。 |
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@の図は、3度の食事と1度の間食で再石灰化が勝っています。Aの図は、間食 |
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回数が多いため歯の脱灰時間が長くなり、再石灰化が追いつかなくなっています。最も危険なのは、寝る前に飲食をしたまま歯を磨かずに寝てしまうことです。 したがって、甘い物の食べ方や回数、時間などに気を付けることが大切なんですね。 |
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| Q&A 〜お答えします 患者さんからのご質問〜 |
冷たいものにしみるとむし歯ですか?
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| Q:最近ブラッシングするとき出血したり、冷たいものにしみたりします。これって歯周病? |
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A:普通ブラッシング時において健康な歯ぐきからは出血しないので、歯ぐきの病気といえます。 ただ、単純に歯ぐきだけの病気の歯肉炎か、あるいはその下にある歯槽骨(しそうこつ)にまで進行している歯周病かどうかは、歯科医院でのレントゲン診断の結果を見ないことには何ともいえないところです。 また、冷たいものがしみるのは一般的に歯周病のひとつの兆候とされていま |
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すが、特定の歯がしみる場合には、その歯のむし歯が疑われますし、まれには歯の摩耗によって起きる象牙質知覚過敏症かも知れません。 歯周病になって起こるその他の症状、例えば口臭がしたり唾(だ)液がねばつく、歯と歯とのすき間が広がる、歯が少し動くような気がする、噛(か)んだら痛いなどの症状と合わせて判断し、歯科医院で診断を受けてくださいね。 |
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| 技工士だより 〜技工士と衛生士〜 |
テレビやラジオを見たり聞いたりしていると、歯科技工士と歯科衛生士が混同されていることを時々耳にします。 例えば「歯医者さんに行くと、きれいな技工士さんに歯石を取ってもらった」と。確かに技工士さんにもきれいな方がたくさんいますが、残念ながら歯石を取ることはありませんし、法 |
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律でも認められていません。技工士は通常、技工室の中で技工物の製作に集中し、診療室に顔を出すことはめったにありません。ですから歯石を取ってくれたのは歯科衛生士さんでしょう。 衛生士さんは、歯科診療の補助だけではなく、口の中の清掃や薬の塗布(とふ)、口の中の衛生指導 |
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(ブラッシング指導)などの専門家で診療室では欠かせない存在です。 むし歯さえ治ればどうでも良いことかもしれませんが、「納得治療」「情報開示」が求められている現在、マスコミも正しい情報を視聴者に伝えていただきたいものです。
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ご存じですか 〜気になる介護保険の見直し 安心して入所できる制度に〜 |
来年から介護保険が見直されますが、新予防給付や保険料改定に先がけて、今年の10月から介護施設に入所されている人への大幅な負担増が盛り込まれました。 それは、入所者の食費や居住費を保険給付の対象からはずして、原則として全額自己負担にするというものです。 対象になる施設は、特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設の介護保険3施設です。これには短期間だけ入所するショートステイも含まれます。さらに、デイサービスやデイケアでも、食費を保険の対象からはずして全額自己負担となります。 |
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1か月あたりの負担額(厚労省のモデルケース)は、特別養護老人ホームの個室に入っている要介護5の人の場合、1割負担の2万6千円に加えて、居住費が6万円、食費が4万8千円の合計13万4千円になります。今より2万7千〜3万7千円の負担増です。 |
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4人部屋などの相部屋でも、利用者負担は月額8万7千円になり、今より3万1千円も値上げされます。 誰もが安心して必要な介護が受けられるよう、国の予算はもう少し上手にやりくりして欲しいものです。 |
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